まずは Momo のリポジトリをダウンロードします。
git clone https://github.com/shiguredo/momo.git
Windows 向けの Momo をビルドするには、以下の OS とアプリケーションが必要になります。
- 最新バージョンの Windows
- Visual Studio 2022 (どのエディションでも化)
- C++ に関するコンポーネントを入れておいて下さい。特に MSVC, MSBuild は必須です。
- Python
- 最新バージョンをインストールして下さい。
macOS 向けの Momo をビルドするには、以下の OS とアプリケーションが必要になります。
- 最新バージョンの macOS
- Xcode
Xcode に関しては、最低1回は単体で起動してライセンスに同意しておく必要があります。
Ubuntu、Raspberry OS、Jetson 向けの Momo をビルドするには、以下の OS が必要になります。
- Ubuntu 22.04 LTS
また、CUDA や Clang など、追加でいくつかのパッケージを入れておく必要があります。
必要なパッケージの詳細は build.yml を参照してください。
python3 run.py <target>
というコマンドで、各ターゲット向けの Momo を生成できます。
# このコマンドは Windows 上でしか動作しません。
# また、コマンドプロンプトや PowerShell 上で実行して下さい。
# Git Bash や Cygwin などのシェル上では動作しません。
python3 run.py windows_x86_64
# このコマンドは macOS 上でしか動作しません
python3 run.py macos_arm64
# このコマンドは Ubuntu 上でしか動作しません
python3 run.py raspberry-pi-os_armv8
python3 run.py ubuntu-22.04_x86_64
python3 run.py ubuntu-22.04_jetson
生成された Momo の実行バイナリは _build/<target>/release/momo
ディレクトリにあります。
ビルド時に --package
オプションを指定することで、各ターゲット向けのパッケージを生成できます。
# windows_x86_64 の部分はビルドするターゲットに合わせて変更してください。
python3 run.py windows_x86_64 --package
生成されたパッケージは _package/<target>/release
ディレクトリに momo-2023.1.0_raspberry-pi-os_armv8.tar.gz
のような名前で保存されています。
$ tree
momo
├── LICENSE
├── NOTICE
├── html
│ ├── test.html
│ └── webrtc.js
└── momo