これは toio.py のセットアップガイドです。 toio.py は Python からtoio コアキューブを制御するためのライブラリです。
- Windows: Windows10 (22H2)
- Windows: Windows11 (23H2)
- Linux: Ubuntu24.04
- macOS: macOS 14(Sonoma)
- iOS, iPadOS: 17
Python のインストール(Version 3.11 以降推奨)
Python Japan の Windows 版 Python のインストールを参考にして Python をインストールします。 3.11 以降のバージョンを推奨します。
コマンドプロンプトを開きます。
下記のコマンドを入力し、Python パッケージをインストールします。
setuptoolsを最新版にします。
python -m pip install setuptools --upgrade
python -m pip install typing-extensions
python -m pip install bleak
python -m pip install toio-py --upgrade
python -m pip install ipykernel
確認
コマンドプロンプトで下記コマンドを実行します。
python -c "import toio.scanner; print('ok')"
ok
と表示が出れば toio.py のインストールは成功です。
ImportError が出る場合はうまくインストールできていません。 再度 toio.py のインストールを実行してもうまくいかない場合は Python の再インストールを試みてください。
参考:ImportError のメッセージ
このメッセージが出る場合は失敗です。
Traceback (most recent call last):
File "<string>", line 1, in <module>
ModuleNotFoundError: No module named 'toio.scanner'
Visual Studio Code のインストール
Python Japan のページにある Visual Studio Code のインストールを参考にして、Visual Studio Code と Python 機能拡張をインストールします。
Python 機能拡張を入れた後は、Jupyter 機能拡張をインストールします。
Python 機能拡張のインストールと同様の手順で、 Jupyter
と検索します。
下記の Microsoft 製の Jupyter 機能拡張をインストールします。
toio.py のチュートリアル tutorial.ja.py をダウンロードし、Visual Studio Code でチュートリアルを開きます
チュートリアルは Visual Studio Code の コードセル機能を使って、実際にコードを実行しながら読み進められるようになっています。
Visual Studio Code には、ドキュメントに書かれている部分的な Python コードを個別に実行する機能(コードセル実行機能)があります。
tutorial.py を開くと、下記画面のようにテキストがいくつかの青色の水平線で区切られた状態で表示されます。
青線で区切られた部分がひとつのコードセルです。
左上にある Run Cell
の文字をクリックすると、ひとつのコードセルが実行されます。
Run Cell
部分を拡大したもの
補足情報:Run Cell
が表示されないときは
Visual Studio Code が Restricted Mode で動作している場合にはコードセル機能は使えません。Visual Studio Code のウィンドウ左下に Restricted Mode の表示が出ている場合には、Restricted Mode の文字をクリックし、Trusted Window に設定してください。
Restricted Mode 表示
Trusted Window 設定画面
コードセルの実行結果は右側に表示されます。
他のコードセルを実行すると、そのコードセルの実行結果が追加されます。
自動生成したドキュメントはこちら