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[JA] Update cross-currency #2323

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Jan 8, 2024
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@@ -1,29 +1,29 @@
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html: cross-currency-payments.html
parent: payment-types.html
blurb: 複数通貨間の支払いでは、パスとオーダーブックを通じて変換するのとは異なる通貨を自動的にに送金します。
blurb: クロスカレンシー支払いでは、パスとオーダーブックを通じて変換するのとは異なる通貨を自動的にに送金します。
labels:
- 複数通貨間
- クロスカレンシー
- 支払い
---
# 複数通貨間の支払い
# クロスカレンシー支払い

XRP Ledgerでは、1つ以上のトークン、XRP、またはその両方を交換して、複数通貨間で支払いを送金できます。[XRPによる直接支払](use-simple-xrp-payments.html)と同様に、このような支払いでは[Paymentトランザクションタイプ][Payment]が使用されます。XRP Ledgerでの複数通貨間の支払いは完全に非可分です。つまり、支払いを全額実行するか、またはまったく実行しないかのいずれかになります。
XRP Ledgerでは、1つ以上のトークンとXRP、またはその両方を交換して、クロスカレンシー支払いができます。[XRPによる直接支払い](use-simple-xrp-payments.html)と同様に、このような支払いでは[Paymentトランザクションタイプ][Payment]が使用されます。XRP Ledgerでのクロスカレンシー支払いは完全にアトミックです。つまり、支払いを全額実行するか、またはまったく実行しないかのいずれかになります。

デフォルトでは、複数通貨間の支払いでは宛先に一定額が送金され、支払元が変動コストを負担します。複数通貨間の支払いが、[Partial Payments](partial-payments.html)で行われ、一定の送金限度内の変動額が宛先に送金される場合もあります。
デフォルトでは、クロスカレンシー支払いでは宛先に一定額が送金され、支払元が変動コストを負担します。クロスカレンシー支払いが、[Partial Payments](partial-payments.html)で行われ、一定の送金限度内の変動額が宛先に送金される場合もあります。


## 前提条件

- 定義上、複数通貨間支払いには2種類以上の通貨が関係します。つまり、関係する通貨のうち、少なくとも1種類以上がXRP以外のトークンである必要があります。
- 定義上、クロスカレンシー支払いには2種類以上の通貨が関係します。つまり、関係する通貨のうち、少なくとも1種類以上がXRP以外のトークンである必要があります。
- 通常は、[XRP Ledgerゲートウェイ](stablecoin-issuer.html)が発行した通貨を1種類以上使用することになります。このような通貨はXRP Ledger外部の資金を担保とし、ゲートウェイを通じて引き出すことができます。
- 取引を行う当事者が、XRP Ledger内でのみ発行され、外部の担保がないデジタルトークンを送受信し、何らかの価値を持つ資産として取り扱うことを望む限り、このデジタルトークンを使用することもできます。
- 送金元と受取人の間に1つ以上の[パス](paths.html)が確立しており、すべてのパスの総流動性が、支払いを促進するのに十分である必要があります。複数通貨間の支払いの場合、これは一般に通貨取引[オファー](offers.html)を消費することを意味します。
- 送金元と受取人の間に1つ以上の[パス](paths.html)が確立しており、すべてのパスの総流動性が、支払いを促進するのに十分である必要があります。クロスカレンシー支払いの場合、これは一般に通貨取引[オファー](offers.html)を消費することを意味します。


## オートブリッジング

2種類のトークンを自動的に交換する複数通貨間の支払いでは、XRPの使用により支払いコストを抑えられる場合には自動的にXRPが使用されます。この場合、オーダーブックを接続して流動性プールが拡大されます。たとえば、USDからMXNに送金する支払いの場合、USDからXRP、XRPからMXNへの交換にかかるコストが、USDからMXNへの直接交換にかかるコストよりも低い場合には、前者の交換が自動的に実行されます。
2種類のトークンを自動的に交換するクロスカレンシー支払いでは、XRPの使用により支払いコストを抑えられる場合には自動的にXRPが使用されます。この場合、オーダーブックを接続して流動性プールが拡大されます。たとえば、USDからMXNに送金する支払いの場合、USDからXRP、XRPからMXNへの交換にかかるコストが、USDからMXNへの直接交換にかかるコストよりも低い場合には、前者の交換が自動的に実行されます。

詳細は、[オートブリッジング](autobridging.html)を参照してください。

Expand Down
18 changes: 9 additions & 9 deletions content/@i18n/ja/concepts/payment-types/direct-xrp-payments.md
Original file line number Diff line number Diff line change
Expand Up @@ -3,11 +3,11 @@ html: direct-xrp-payments.html
parent: payment-types.html
blurb: XRPによる直接支払いは、XRP Ledgerで資産を送金する最も簡単な方法です。
---
# XRPによる直接支払
# XRPによる直接支払い

金融システムの基本は、 _価値の移動_ です。一言で言えば、決済です。XRP Ledgerでの最も簡単な支払いタイプは、XRP間の直接支払で、XRP Ledgerのあるアカウントから別のアカウントにXRPを直接移動します。
金融システムの基本は、 _価値の移動_ です。一言で言えば、決済です。XRP Ledgerでの最も簡単な支払いタイプは、XRP間の直接支払いで、XRP Ledgerのあるアカウントから別のアカウントにXRPを直接移動します。

## XRP間の直接支払について
## XRP間の直接支払いについて

一般的に、XRPは、XRP Ledgerのどのアドレスからでも、他のアドレスに直接送金できます。受信側のアドレスは _宛先アドレス_ 、送信側のアドレスは _支払元アドレス_ と呼ばれます。XRPを直接送金するには、送信者は[Paymentトランザクション][]を使用します。これは、次のように簡潔に表すことができます。

Expand All @@ -24,7 +24,7 @@ blurb: XRPによる直接支払いは、XRP Ledgerで資産を送金する最も

**注意:** [Paymentトランザクションタイプ][Payment]は、[通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)や[Partial Payment](partial-payments.html)を含む、より特殊な支払いにも使用できます。Partial Paymentの場合、トランザクションで非常に少ない金額しか送金しなかった場合でも、多額のXRPが`Amount`に表示される可能性があります。誤った金額を顧客に入金しないようにする方法については、[Partial Paymentの悪用](partial-payments.html#partial-paymentの悪用)を参照してください。

XRP間の直接支払ではPartial Paymentは使用できませんが、Partial Paymentでは複数の送金元通貨から変換後にXRPを送金できます。
XRP間の直接支払いではPartial Paymentは使用できませんが、Partial Paymentでは複数の送金元通貨から変換後にXRPを送金できます。


## アカウントの資金提供
Expand All @@ -41,13 +41,13 @@ XRP Ledgerでは、支払いを受け取ることができるアドレスは永
送金元は、目的の受取人が最後に支払いを送信したときと同じアドレスを使用していると仮定しないことが重要です。必然的に、セキュリティの侵害が発生し、ユーザーまたは企業はアドレスを変更しなければならない場合があります。送金する前に、現在の受取アドレスを受取人に尋ねてください。これにより、漏えいした古いアドレスを制御している不正ユーザーに誤ってお金を送信することはありません。


## XRPによる直接支払の処理方法
## XRPによる直接支払いの処理方法

大まかに言えば、XRP Ledgerのトランザクション処理エンジンでは、XRPによる直接支払を次のように適用します
大まかに言えば、XRP Ledgerのトランザクション処理エンジンでは、XRPによる直接支払いを次のように適用します

1. [Paymentトランザクション][]のパラメータを検証します。トランザクションがXRPを送信、送金するように構成されている場合、トランザクション処理エンジンはそのトランザクションをXRP間の直接支払として認識します。検証チェックは次のように行います。
1. [Paymentトランザクション][]のパラメータを検証します。トランザクションがXRPを送信、送金するように構成されている場合、トランザクション処理エンジンはそのトランザクションをXRP間の直接支払いとして認識します。検証チェックは次のように行います。

- すべてのフィールドが正しいフォーマットであることを確認します。たとえば、XRPによる直接支払の場合、`Amount`フィールドは[XRPのdrop数][]でなければなりません。
- すべてのフィールドが正しいフォーマットであることを確認します。たとえば、XRPによる直接支払いの場合、`Amount`フィールドは[XRPのdrop数][]でなければなりません。
- 送信元アドレスがXRP Ledgerの資金供給された[アカウント](accounts.html)であることを確認します。
- 指定された署名がすべて、送信元アドレスに対して有効であることを確認します。
- 宛先アドレスと送金元アドレスが異なることを確認します。([宛先タグ](source-and-destination-tags.html)が異なる同一アドレスに送金するだけでは不十分です。)
Expand All @@ -69,7 +69,7 @@ XRP Ledgerでは、支払いを受け取ることができるアドレスは永

## 他の支払いタイプとの比較

- **XRPによる直接支払**は、単一のトランザクションでXRPを送受信する唯一の方法です。この方法は、速度、シンプルさ、低コストの面でバランスが取れています。
- **XRPによる直接支払い**は、単一のトランザクションでXRPを送受信する唯一の方法です。この方法は、速度、シンプルさ、低コストの面でバランスが取れています。
- [通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)でも[Payment][]トランザクションタイプを使用しますが、XRPとXRP以外の[トークン](tokens.html)を組み合わせて送金できます。ただし、XRP間の支払いは除きます。また、[Partial Payment](partial-payments.html)でも使用できます。通貨間の支払いは、XRPで指定されていない支払いや、[分散型取引所](decentralized-exchange.html)で裁定取引の機会を得るのに適しています。
- [Checks](checks.html)すぐに送金せずに送金元に債務を設定してもらいます。受取人は有効期間内であればいつでも換金できますが、その金額は保証されません。Checksでは、XRPまたはトークンのいずれかを送金できます。Checksは、受取人に支払いを請求する自律性を与えるのに適しています。
- [Escrow](escrow.html)では、特定の条件が満たされたときに、意図した受取人が要求できるXRPを確保します。XRPの金額は完全に保証されており、Escrowの有効期限が切れない限り、送金元が使用することはできません。Escrowは、巨額のスマートコントラクトに適しています。
Expand Down
8 changes: 4 additions & 4 deletions content/@i18n/ja/concepts/tokens/fungible-tokens/paths.md
Original file line number Diff line number Diff line change
Expand Up @@ -4,11 +4,11 @@ parent: trust-lines-and-issuing.html
blurb: トークンによる支払いは、接続されているユーザーのパスとオーダーブックを通す必要があります。
labels:
- 支払い
- 複数通貨間
- クロスカレンシー
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# パス

XRP Ledgerでは、[トークン](tokens.html)の支払いが送金元から受取人に届くまでにたどる中間ステップの道筋をパスによって定義します。パスは、XRP Ledgerの[分散型取引所](decentralized-exchange.html)のオーダーを介して送金元と受取人を結び付けることで、[複数通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)を可能にします。また、負債を相殺するような複雑な決済もパスにより可能になります。
XRP Ledgerでは、[トークン](tokens.html)の支払いが送金元から受取人に届くまでにたどる中間ステップの道筋をパスによって定義します。パスは、XRP Ledgerの[分散型取引所](decentralized-exchange.html)のオーダーを介して送金元と受取人を結び付けることで、[クロスカレンシー支払い](cross-currency-payments.html)を可能にします。また、負債を相殺するような複雑な決済もパスにより可能になります。

XRP Ledgerでは1つのPaymentトランザクションは複数のパスを使用でき、複数のソースの流動性を組み合わせて必要な額を送金することができます。そのため、トランザクションには使用可能なパスをまとめた _パスセット_ が含まれます。パスセットの中のパスでは開始時と終了時には同一通貨が使用される必要があります。

Expand Down Expand Up @@ -64,7 +64,7 @@ XRPは任意のアドレスに直接送金できるため、[XRP間のトラン
* トランザクションで(イシュアーに関係なく)1種類の通貨のみが使用される場合、デフォルトパスでは支払いが、関連するアドレスを通じてRipplingされると想定されます。このパスは、これらのアドレスがトラストラインで接続されている場合にのみ機能します。
* `SendMax`が省略されているか、または`SendMax`の`issuer`が送金元の場合、デフォルトパスが機能するためには送金元`Account`から宛先`Amount`の`issuer`へのトラストラインが必要です。
* `SendMax`と`Amount`に異なる`issuer`値が指定されており、そのいずれも送金元または受取人ではない場合、これらの2つのイシュアー間のトラストラインでRipplingが必要となるため、デフォルトパスは有用ではない可能性があります。一般にイシュアーが互いに直接信頼し合うことはお勧めしません。
* 複数通貨間のトランザクションの場合、デフォルトパスは支払元通貨(`SendMax`フィールドで指定)と宛先通貨(`Amount`フィールドで指定)の間でオーダーブックを使用します。
* クロスカレンシー支払いの場合、デフォルトパスは支払元通貨(`SendMax`フィールドで指定)と宛先通貨(`Amount`フィールドで指定)の間でオーダーブックを使用します。

有効なすべてのデフォルトパスを次の図に示します。
[![デフォルトパスの図](img/paths-default_paths.ja.png)](img/paths-default_paths.ja.png)
Expand Down Expand Up @@ -104,7 +104,7 @@ XRPは任意のアドレスに直接送金できるため、[XRP間のトラン
## 関連項目

- **コンセプト:**
- [複数通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)
- [クロスカレンシー支払い](cross-currency-payments.html)
- [分散型取引所](decentralized-exchange.html)
- [Partial Payments](partial-payments.html)
- **リファレンス:**
Expand Down
Original file line number Diff line number Diff line change
Expand Up @@ -4,7 +4,7 @@ parent: trust-lines-and-issuing.html
blurb: Ripplingは、複数当事者間でのトークン残高の自動ネット決済です。
labels:
- トークン
- 複数通貨間
- クロスカレンシー
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# Rippling

Expand Down
6 changes: 3 additions & 3 deletions content/@i18n/ja/concepts/tokens/index.md
Original file line number Diff line number Diff line change
Expand Up @@ -13,7 +13,7 @@ XRP以外のすべての資産は、XRP Ledgerでは **トークン** として

通常のトークンは代替可能です。つまり、同じトークンはすべて代替可能であり、区別がつきません。非代替トークン(NFT)も可能です。XRP Ledgerでのネイティブ対応の詳細については、[非代替トークン(NFT)](non-fungible-tokens.html)を参照してください。

トークンは[複数通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)に使用でき、[分散型取引所(DEX)](decentralized-exchange.html)で取引することができます。
トークンは[クロスカレンシー支払い](cross-currency-payments.html)に使用でき、[分散型取引所(DEX)](decentralized-exchange.html)で取引することができます。

トラストラインの残高は、どちら側から見るかによって、プラスまたはマイナスで表されます。マイナスの残高を持つ側は「発行者」と呼ばれ、そのトークンに関するいくつかの機能を設定することができます。発行者ではない別のアカウントにトークンを送ると、それらのトークンは発行者、場合によっては同じ通貨コードを使用している他のアカウントに「ripple」します。これは便利な場合もありますが、想定外の挙動を引き起こす可能性もあります。トラストラインに[No Ripple flag](rippling.html)を使用すると、トラストラインがripplingしないように設定することができます。

Expand Down Expand Up @@ -49,7 +49,7 @@ XRP Ledgerにおけるトークンは、[XRPと異なる性質](currency-formats

トークンは、精度が15桁の10進数(基数10)と指数を用いて、非常に大きな値(最大9999999999999999×10<sup>80</sup>)から、非常に小さな値(最小1.0×10<sup>-81</sup>まで)を表現することができます。

必要なトラストラインが設定されていれば、誰でも[Paymentトランザクション][]を送信することでトークンを発行することができます。トークンを発行者に送り返せば、トークンを「burn」することができます。また、発行者の設定により、[複数通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)やトレードでトークンをさらに生み出せるケースもあります。
必要なトラストラインが設定されていれば、誰でも[Paymentトランザクション][]を送信することでトークンを発行することができます。トークンを発行者に送り返せば、トークンを「burn」することができます。また、発行者の設定により、[クロスカレンシー支払い](cross-currency-payments.html)やトレードでトークンをさらに生み出せるケースもあります。

発行者は、ユーザがトークンを送金する際に自動で差し引かれる「送金手数料」(transfer-fees.html)を設定することができます。発行者は、自分のトークンを含む取引レートの[ティックサイズ](ticksize.html)を定義することもできます。発行者と一般アカウントのどちらも、トラストラインを[凍結](freezes.html)することができ、トラストライン内のトークンの使用方法を制限することができます。( XRPにはこのいずれも適用されません。)

Expand All @@ -59,7 +59,7 @@ XRP Ledgerにおけるトークンは、[XRPと異なる性質](currency-formats

- **コンセプト:**
- [XRP?](what-is-xrp.html)
- [複数通貨間の支払い](cross-currency-payments.html)
- [クロスカレンシー支払い](cross-currency-payments.html)
- [分散型取引所](decentralized-exchange.html)
- **チュートリアル:**
- [代替可能トークンの発行](issue-a-fungible-token.html)
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