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[JA] XChainBridge #2331

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Jan 10, 2024
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Expand Up @@ -13,10 +13,11 @@ XRP Ledgerコミュニティのメンバーが、メインネットに影響を

| ネットワーク | アップグレード頻度 | 説明 |
|:-----------|:----------------|:---------------------------------------------|
| Mainnet | 安定版リリース | ピアツーピアサーバーのネットワーク機能を備えた分散型の暗号台帳であり、[XRP](what-is-xrp.html)の土台となる[XRP Ledger](xrp-ledger-overview.html)です。 |
| Testnet | 安定版リリース | XRP Ledger上に構築したソフトウェアのテスト環境として動作する「代替環境」のネットワークです。本番環境のXRP Ledgerユーザーに影響を及ぼすことも、本物の通貨をリスクにさらすこともありません。Testnetの[Amendmentのステータス](known-amendments.html)は、Mainnetを厳密に反映するようになっていますが、分散型システムが持つ予測不可能な性質により、タイミングにわずかな違いが生じることがあります。 |
| Mainnet | 安定版リリース | ピアツーピアサーバーのネットワーク機能を備えた分散型の暗号台帳であり、[XRP](what-is-xrp.html)の土台となる[XRP Ledger](xrp-ledger-overview.html)です。 |
| Testnet | 安定版リリース | XRP Ledger上に構築したソフトウェアのテスト環境として動作する「代替環境」のネットワークです。本番環境のXRP Ledgerユーザーに影響を及ぼすことも、本物の通貨をリスクにさらすこともありません。Testnetの[Amendmentのステータス](known-amendments.html)は、Mainnetを厳密に反映するようになっていますが、分散型システムが持つ予測不可能な性質により、タイミングにわずかな違いが生じることがあります。 |
| Devnet | ベータ版リリース | 次期リリースのプレビューネットワークです。XRP Ledgerのコアソフトウェアへの不安定な変更がテストされます。このAltNetを使用すると、開発者はまだMainnetで有効になっていないXRPLの計画段階の新機能やAmendmentを操作したり学習したりすることができます。 |
| [Hooks V3 Testnet](https://hooks-testnet-v3.xrpl-labs.com/) | [Hooksサーバ](https://github.com/XRPL-Labs/xrpld-hooks) | [Hooks](https://xrpl-hooks.readme.io/)を使用したオンチェーン・スマートコントラクト機能のプレビューネットワークです。 |
| Sidechain-Devnet | ベータ版リリース | クロスチェーンブリッジ機能をテストするためのサイドチェーンです。<br>ライブラリのサポート:<br>- [xrpl.js 2.12.0](https://www.npmjs.com/package/xrpl/v/2.12.0)<br>- [xrpl-py 2.4.0](https://pypi.org/project/xrpl-py/2.4.0/)<br>**注記**: また、[`xbridge-cli`](https://github.com/XRPLF/xbridge-cli)コマンドラインツールを使用して、ローカルマシンにクロスチェーンブリッジをセットアップすることもできます。 |

テスト用XRPは、XRP Ledgerの実験やアプリケーションの開発、統合に興味のある人々に[無償で提供](xrp-testnet-faucet.html)されています。テスト用のXRPは実際には価値を持たず、ネットワークがリセットされると失われます。

Expand All @@ -27,7 +28,7 @@ XRP Ledgerコミュニティのメンバーが、メインネットに影響を

使用するネットワークを定義する`rippled`の設定はありません。その代わり、信頼するバリデータのコンセンサスに基づいてどのレジャーを正しいレジャーとして受け入れるかを把握します。`rippled`インスタンスからなる異なるコンセンサスグループが、同じグループの他のメンバーだけを信頼する場合、各グループは引き続き並列ネットワークとして機能します。悪意のあるコンピューターや不適切に動作するコンピューターが両方のネットワークに接続している場合でも、各ネットワークのメンバーが、定数設定を超えて別のネットワークのメンバーを信頼するように設定されていない限り、コンセンサスプロセスに混乱は生じません。

Ripple社は、TestnetとDevnetでメインサーバーを運用しています。[独自の`rippled`サーバーをTestnetに接続](connect-your-rippled-to-the-xrp-test-net.html)していただくことも可能です。TestnetとDevnetでは、多様で検閲耐性のあるバリデータのセットは使用されていません。そのため、Ripple社はTestnetやDevnetを定期的にリセットできます。
Ripple社は、TestnetとDevnetでメインサーバーを運用しています。[独自の`rippled`サーバーをTestnetに接続](connect-your-rippled-to-the-xrp-test-net.html)することも可能です。TestnetとDevnetでは、多様で検閲耐性のあるバリデータのセットは使用されていません。そのため、Ripple社はTestnetやDevnetを定期的にリセットできます。


## 関連項目
Expand Down
45 changes: 45 additions & 0 deletions content/@i18n/ja/concepts/xrpl-sidechains/cross-chain-bridges.md
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@@ -0,0 +1,45 @@
---
html: cross-chain-bridges.html
parent: xrpl-sidechains.html
blurb: XRP Ledgerのクロスチェーンブリッジは、XRPや他のトークン(IOU)の価値をブロックチェーン間で効率的に移動させることを可能にします。
status: not_enabled
labels:
- ブロックチェーン
- 相互運用性
---
# クロスチェーンブリッジ

_([XChainBridge Amendment][] :not_enabled: が必要です)_

クロスチェーンブリッジは、XRP Ledgerと他のブロックチェーン間でXRPやトークンの移動を可能にします。ブリッジによって接続されたブロックチェーンを呼ぶ場合、一方はロックチェーンであり、もう一方は発行チェーンです。

ロックチェーンとは、デジタル資産の発生源となるチェーンです。これらの資産は、ブリッジを渡って発行チェーンに送られると、ロックして保管されます。

発行チェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズムとトランザクションタイプとルールを持つ独立した台帳です。資産がロックチェーンから送信されたか受信したかに応じて、デジタル資産のラップされたバージョンが作成されたりバーンされたりします。

**注記:** 資産をクロスチェーンで移動させる場合、ブリッジは特別な _ドアアカウント_ を利用します。ロックチェーンのドアアカウントは資産を保管するために使用され、発行チェーンのドアアカウントはラップされた資産を発行するために使用されます。

ロックチェーンと発行チェーンはともに、独立したノードとバリデータを持つ並列ネットワークとして動作します。2つのチェーン間の取引を監視し、資産が特別に指定されたアカウントに移動したことを証明するために、独立した[Witnessサーバ](witness-servers.html)を利用します。


## ブリッジの仕組み

大まかに説明すると、ブリッジは以下のステップを通じてクロスチェーン取引を可能にします。

1. 発行チェーン上にクロスチェーン請求IDを作成します。クロスチェーン請求IDは、ブロックチェーン間の1回の価値移転を表します。
2. ロックチェーン上でコミットトランザクションを送信し、資産をドアアカウントへ送信します。このトランザクションには、クロスチェーン請求IDとWitnessサーバへの報酬が含まれます。

**注記:** Witnessサーバは両方のチェーン上のトランザクションを監視します。Witnessサーバは、トランザクションが発生したことを検証するために、証明書(署名付きメッセージ)を提供します。`XChainCommit`トランザクションと`XChainAccountCreateCommit`トランザクションには証明書が含まれます。

3. Witnessサーバは、発行チェーンに対して、資産がロックチェーン上でロックされたことを証明します。
4. 定足数に達する十分な署名があると、発行チェーン上でアセットが宛先アカウントに発行されます。

**注記:** Deposit Authorizationが有効になっている場合など、いくつかのケースでは、発行チェーン上で移管された資産の請求トランザクションを提出する必要があります。

5. 発行チェーン上のWitnessサーバのアカウントに報酬が分配されます。


<!--{# common link defs #}-->
{% include '_snippets/rippled-api-links.md' %}
{% include '_snippets/tx-type-links.md' %}
{% include '_snippets/rippled_versions.md' %}
74 changes: 74 additions & 0 deletions content/@i18n/ja/concepts/xrpl-sidechains/index.md
Original file line number Diff line number Diff line change
@@ -0,0 +1,74 @@
---
html: xrpl-sidechains.html
parent: concepts.html
blurb: XRPLサイドチェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズム、トランザクションタイプ、ルールを持つ独立した台帳です。
labels:
- ブロックチェーン
- 相互運用性
---
# XRPLサイドチェーン

_([XChainBridge Amendment][] :not_enabled: が必要です)_

サイドチェーンは、独自のコンセンサスアルゴリズム、トランザクションタイプ、ルール、ノードを持つ独立した台帳です。サイドチェーンは、メインチェーン(XRP Ledger)と並行して動作する独自のブロックチェーンとして機能し、メインチェーンのスピード、効率性、スループットを損なうことなく、両者の間で価値の移動を可能にします。

サイドチェーンは、XRP Ledgerのプロトコルを特定のユースケースやプロジェクトのニーズに合わせてカスタマイズし、独自のブロックチェーンとして運用することができます。いくつかの例を紹介します。

* スマートコントラクト層の追加: [Xahau](https://xahau.network/)をご覧ください。
* イーサリアム仮想マシン(EVM)互換性の追加: [EVMサイドチェーン](https://opensource.ripple.com/docs/evm-sidechain/intro-to-evm-sidechain/)をご覧ください。
* 独自のアルゴリズムによるステーブルコインの構築。
* メインネットの[分散型取引所](decentralized-exchange.html)で資産を取引できる、パーミッションあり、またはほぼパーミッションレス、中央集権型、または大部分が分散されている台帳の構築。


**ノート:**

- サイドチェーンは独自のバリデータを使い、メインチェーンの `rippled` UNL とは別のUNLを必要とします。
- メインチェーンとサイドチェーンのノードはお互いを認識していません。


## よくある質問

### サイドチェーンとは?

サイドチェーンとは、XRPLメインネットチェーン(以下「メインチェーン」)とサイドチェーン(それぞれ「サイドチェーン」)をつなぐ別のブロックチェーンで、資産や 情報のクロスチェーン交換を可能にします。


### Witnessサーバとは?

「Witnessサーバ」(証人サーバ)は、メインチェーンと各サイドチェーンをつなぐ「ドアアカウント」間の送金を検証します。 一連の非中央集権的な組織や個人がWitnessサーバを運営します。


### Witnessサーバの運用に伴うリスクはありますか?

サイドチェーンのWitnessサーバの運用には、次のようなリスクがあります。

_規制上の考慮事項_ : Witnessサーバの運用には規制上のリスクが伴います。以下にいくつかのリスクを示しますが、そのうちのいくつかは、米国に所在する人々にサービスを提供するプロジェクトにのみ適用される規制制度に関するものです。

米国では、マネーサービスビジネス(「MSB」)としての連邦政府の登録と州のマネートランスミッタライセンス(「MTL」)を必要とする「マネートランスミッタビジネス」の運営に関する規制体制が、Witnessサーバの運営に適用されるかどうか不明確です。Witnessサーバは、一連の分散化された事業体および個人によって運営されることを意図しています。このような意図にもかかわらず、規制当局が、特定の事業体または調整グループによるWitnessサーバの「中央集権的な」コントロールがあると判断した場合、そのような活動を資金移動とみなす可能性があります。米国財務省は最近、特定のプロジェクトが"分散型"かどうかを判断する際に考慮する一連の要素を特定する報告書を発表しました。[2023 DeFi Illicit Finance Risk Assessment](https://home.treasury.gov/news/press-releases/jy1391)をご覧ください。この最新の規制ガイダンスは、米国財務省が特定のプロジェクトが"分散型"である可能性があり、Witnessサーバの運用が"分散型"である場合、"資金移動業”とみなされない可能性があることを認識していることを示すものであり、重要です。

米国の暗号規制は一貫して最も厳しく、積極的に運用されていますが、他の法域でも「資金」やその他の価値の移転に関する規制や法律が存在します。例えば、英国の規制当局は2022年3月、暗号と分散型金融に関する一連の文書ガイダンスを発表しました。[Financial Stability in Focus: Cryptoassets and Decentralized Finance](https://www.bankofengland.co.uk/financial-stability-in-focus/2022/march-2022)をご覧ください。さらに最近では、2023年6月、E.U.は、分散型暗号プラットフォームに関連する成文化された規則や規制を一部課す規制枠組みを正式に採択しました。[Markets in Crypto-Assets Regulation](https://www.esma.europa.eu/esmas-activities/digital-finance-and-innovation/markets-crypto-assets-regulation-mica)をご覧ください。Witnessサーバの運用を検討されている方は、関連するリスクへ適切に対処するため、関係する各法域の具体的な要件について常に情報を入手し、遵守することが重要です。

_テクノロジーおよびネットワークセキュリティ_:Witnessサーバを運用しようとする者は、その技術的およびセキュリティ的な側面を熟知している必要があります。Witnessサーバの運用に参加する前に、その機能、潜在的な脆弱性、必要な技術的およびセキュリティ対策について十分に理解しておく必要があります。

_民事責任_ : 米国やその他の管轄区域では原告による訴訟が急増しており、特定の原告側弁護士が民事訴訟でどのような理論を実行するかを評価することは困難です。現実の民事責任リスクと認識されている民事責任リスクの如何にかかわらず、軽薄な訴訟であっても対応に時間と費用がかかる可能性があることに留意する必要があります。


### Witnessサーバの運営に参加する前に、第三者の助言を求めるべきでしょうか?

はい。Witnessサーバの運営を検討している当事者は、経験豊富な専門家から独立した法律上および税務上のアドバイスを受ける必要があります。Witnessサーバは、クロスチェーン送金を確認するために相互に検証する必要があるため、米国の規制当局によって定義されている共通企業として運営されていると理解される可能性があることにご注意ください。共通企業では、連帯責任が適用される場合があります。つまり、各Witnessサーバは、発生したすべての責任または損害に対して個別に責任を負う可能性があります。今後ますます変化する規制の状況を考慮すると、Witnessサーバを運営する上での期待や義務に関連する複雑で変化する世界的な規制の状況をナビゲートできる法律の専門家に相談することが非常に重要です。他のブロックチェーンプロジェクトと同様、ご自身で調査を行ってください。これらのFAQは一般的なガイダンスであり、法律や税務に関するアドバイスではありません。


### Witnessサーバを運用すべきでないのはどのような人ですか?

ブロックチェーン、MSBおよびMTLの規制、その他の適用される規制および法律に関する経験がない(または経験豊富なサポートを利用できない)場合は、Witnessサーバを運用しないでください。また、技術およびコンプライアンスに関する専門知識を有する経験豊富な個人または団体でない場合も、Witnessサーバを運用しないでください。個人でWitnessサーバを運用するのに十分な資格と経験を持つ人はほとんどいません。また、独立した法律上および税務上の助言を求め、得ていない場合は、Witnessサーバを運用しないでください。


### これらのFAQは包括的で明確なアドバイスですか?

これらのFAQは、一般的なガイダンスを提供することを目的としており、技術的、財務的、または法的なアドバイスを提供するものではありません。これらのFAQは、各自の具体的な状況に合わせた専門的なアドバイスの代わりとして使用すべきではありません。ブロックチェーンとデジタル資産の状況は複雑で常に変化しているため、常に最新の情報を入手し、専門家の助言を求める必要があります。サイドチェーンに関わる者は、政府や規制機関のWebサイトなどの公式リソースを定期的にチェックすることをお勧めします。とはいえ、ブロックチェーンや暗号通貨を専門とする法律専門家に相談することが、正確で個別のアドバイスを得るための最も信頼できる方法です。


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