(訳注: この文書は JAGAT XML パブリッシング準研究会が、研究目的のために日本語訳したものです。原文は https://github.com/oreillymedia/HTMLBook にある英語版であり、その著作権は O’Reilly Media, Inc. が保有しています。この日本語訳は参考情報であり、翻訳の正確性を保証しません。)
本をHTMLで執筆しましょう! HTMLBookはオープンで、XHTML5ベースでプリントとデジタル双方の本を執筆・制作するための標準です。 HTMLBookは以下のような前提で作られています。
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本は時代を超えたものです。基本的な「本」の構造は数百年続いており、そしてデジタルまたは印刷物のかたちで我々の生涯続くでしょう。
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HTMLは予見し得る将来にわたって世界のマークアップ言語です。
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ワンソースのドキュメント処理は予見し得る将来にわたって価値があり続けるでしょう。
HTMLBook自体は以下のように特徴づけられています:
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HTMLBookはXHTML5のサブセットである。すべてのHTMLBookはXHTML5であるが、すべてのXHTML5がHTMLBookであるわけではない。
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HTMLBookはXHTML5仕様にはない追加の要素や属性を含まない。
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HTMLBookは、技術的ドキュメントまたはリファレンスドキュメントで使用されるより複雑なコンテンツも含め、意味的に本の構造にあわせてある。
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HTMLBookはXMLスキーマで定義されており、XMLスキーマで妥当性を検証できる。
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HTMLBookのスタイルシートはCSSで記述されている。
ここにあるHTMLBook仕様のワーキングドラフトを読んでください:
(訳注: 日本語訳は http://jagat-xpub.github.io/HTMLBook-JA/ )
ここからHTMLBookスキーマを入手してください:
HTMLBookのメインスキーマファイルは htmlbook.xsd, です、これはMathMLおよびSVGの妥当性を検証するための(W3Cによる)スキーマをインポートしています。
HTMLドキュメントは、 htmlbook.xsd で、コマンドラインで xmllint を使うことにより妥当性を検証できます:
$ xmllint --noout --schema htmlbook.xsd <your_html_filename>.html
代替手段として、oXygenのようなGUI XMLエディタで妥当性を検証するためには、次のようにルート <html> 要素に xsi:schemaLocation 宣言を追加してください:
<html xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://www.w3.org/1999/xhtml ../schema/htmlbook.xsd" xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">