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ハッカソンやメイカソンにおいて、主催者側、参加者側の双方にとって適切に知的財産を取り扱うことまでを盛り込んだ参加同意書、およびイベントが終了した後、その中での成果とその後の扱いをどのようにするか、公開時の成果物の扱いを確認する書類、およびその解釈を具体例で示したFAQです。法律の専門家である弁護士の監修のもと作成しました。

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ハッカソン/メイカソン参加同意書と終了後の確認書およびFAQ

昨今、多様な参加者が参加して共にアイデアをつくる「アイデアソン」、それをソフトウェアとしてつくる「ハッカソン」、さらに見たり、触れたり、感じたりできるものも含めてつくる「メイカソン」が盛んに開催されるようになりました。そうしたイベントでは、多様なスキルや視点、経験を持つ人々が競争することで知的財産が創出され、事業化に向けて進めていこうという事例もでてきました。こうした状況により、イベントの主催者や参加者間において、知的財産を適切に扱うためのルールが求められています。

また、参加の動機や期間中の貢献度、その後リスクをとって事業化まで進めていきたいと考えるかどうかは同じチームの中でも参加者ごとに異なります。時間が経過した後のトラブルを避けるためにも、終了後に参加者間で成果物とその後の扱いを確認し、書面で残しておくことが望ましいのですが、なかなか難しいというのが実情です。

そこで、主催者側、参加者側の双方にとって適切に知的財産を取り扱うことまでを盛り込んだ参加同意書、およびイベントが終了した後、その中での成果とその後の扱いをどのようにするか、公開時の成果物の扱いを確認する書類、およびその解釈を具体例で示したFAQを、法律の専門家である弁護士の監修のもと作成しました。今後開催されて行くハッカソンやメイカソンで、参加者と主催者、双方にとってイベントの成果物やそれに関する知的財産等が適切に扱われ、共創から新しいビジネスや産業が生まれ、持続可能な社会になっていくことを期待して、ここにテンプレートとして公開いたします。

なお、この同意書とFAQは、文部科学省・科学技術振興機構による「革新的イノベーション創出プログラム(センター・オブ・イノベーションCOI STREAM)」に明治大学が中核機関になり、COI-T(トライアル)拠点として採択された「感性に基づく個別化循環型社会の創造」の一環として、連携機関の1つである情報科学芸術大学院大学[IAMAS]において作成されました。

免責事項:
このドキュメントは、ハッカソンやメイカソンにおける試行錯誤やノウハウを蓄積および共有することを目的としています。著者、著作権者、イベント主催者等のイベント関係者は、このドキュメントに掲載した情報の利用によって、利用者または第三者等に何らかの損害が発生したとしても、かかる損害については一切の責任を負うものではありません。掲載内容に誤りがあった場合も同様です。

『ハッカソン/メイカソン参加同意書と終了後の確認書およびFAQ』はクリエイティブ・コモンズ・ライセンス【表示-継承 4.0 国際】で提供されています。なお、本ライセンス8.c.の規定にしたがい、本ライセンス3.a.に規定する【表示】に関する条件または権利を明示的に放棄いたします。したがいまして、本同意書と確認書の派生物をつくる方は、本ライセンスが求める権利者名の表示を行わないでも、本同意書と確認書を利用することができます。

それぞれのイベントで使用する場合には、それぞれのイベントに合わせて改変し、その結果を同じライセンスの元で公開してください。また、二次利用の際には可能なかぎりGitHub上でforkし、派生関係がわかるようにしてください。

作成:小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]

監修:弁護士 水野祐(シティライツ法律事務所

関連

  • 小林茂, 水野祐. "ハッカソンなど共創の場における知的財産権に関するルールの作成─参加同意書の提案と適用事例から得られた知見─" デジタルプラクティス 7, no. 2 (2016): 128-135. http://id.nii.ac.jp/1001/00158423/
  • 小林茂. "『ハッカソン/メイカソン参加同意書』の派生物をつくる際の考え方" https://qiita.com/mayfair/items/0298f16e96e920f8f271

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ハッカソンやメイカソンにおいて、主催者側、参加者側の双方にとって適切に知的財産を取り扱うことまでを盛り込んだ参加同意書、およびイベントが終了した後、その中での成果とその後の扱いをどのようにするか、公開時の成果物の扱いを確認する書類、およびその解釈を具体例で示したFAQです。法律の専門家である弁護士の監修のもと作成しました。

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